俺レンジャー

子供のころの話をしていて気づいた。
僕は結構小さなころから敵を作っていた。
小学校に入る前には公園の中にもテレビで見た敵を作って倒していた。
小学校の低学年ではもちろんまだまだヒーロー真っ盛りだったが、そのうちクラスの女の子や先生も敵になってきた。
小学校高学年ではクラスの先生が敵だった。時々ほかの小学校の生徒も敵になった。
中学校に入ると、「先生」「他校の生徒」というだけで敵になりえた。
高校に入ると、「理解してくれない人全員」が敵になった。親も例外ではなくなった。
高校3年にもなると、そんなことも言ってられなくなってきて、入試制度とかが敵になってきた。まったく勝ち目はなかったけど。
大学生になると、敵は自分だったり、社会だったり、よく分からないものになってきた。
そして今大学生の後半になると、敵は自分だったり社会的だったり学問的な問題になってきた。


こうやって振り返ってみると、僕の敵はどんどん抽象的で、だけど身近なものになってきている。
そう考えると次は何が敵になるんだろう。


そんなことを考えながらthe pillowsの"Thank you , my twilight"がつぼ。
別に落ち込んでるつもりはないんだけど。