物理1:小学校算数

理系の僕は多少バックグラウンドがある物理から。
物理を最初っから分かりやすく説明したいんだけど、物理って言ってもめちゃめちゃ広いので少しづつ。


まずは簡単なところから。
小学校の算数でもよく出てくる問題から。


「A君の家から学校まで500mあります。A君は1分間に40m歩くことができます。A君は7時30分に家を出ました。学校に着くのは何時でしょう?」


これでアレルギーが発症する方も多いのではないでしょうか。
僕の友達は「8時までには着く」と書いて△をもらっていました。
これを解くとどうなるのでしょうか。
1分で40m進むんだから2分で80m進む。10分では400m進む。
11分では440m進む、12分で480m進む、13分で520m!
ってことは12分と13分の間に答えがありますね。


これを見ているのは勝手に高校生以上を想定しているので、ほとんどの方は12.5分だと分かると思います。
数式で表すと
500(学校までの距離)/ 40(A君の進む速さ)= 12.5
となって、A君は7時42分30秒に学校に着くことが分かります。
ってことは(距離)/(速さ)=(時間)が公式?


しかしA君はやりよる。
途中で猫を追いかけたり、信号待ちしたり、道路の白いとこしか歩かないから1分にきっちり40m進むわけじゃない。A君自由人。
こうなると(距離)/(速さ)=(時間)がいっつも正しいわけじゃないのが分かると思います。


別の話をしてみましょう。
えらい人がリンゴが木から落ちるのを見てなんたらかんたらという話を聞いたことがあるかもしれませんが、
木についてる時点ではリンゴは動いてないのに離れた瞬間落ちてくる。
そう、速さが変わっているんです。
速さが変わるとどうなるでしょう。距離をどれで割ればいいのか分からまさん。


だけどそんな問題も数式で書けるようにして解けるようにしよう!って言うのが物理です。
もっと僕の感覚に合わせて言うと「現実を数式で表現しよう」っていうのが物理なんかな?
年内を目標に次はもっと物理っぽく、重力だとかの説明をしたいと思います。
ありがとうございました。

追記(12/25):タイトル修正